執着の理由

過去にとても大切だった人への想い、執着から抜け出せないで苦しんでいる人はたくさんいると思います
大切な人への想いだけでなく、異性に限らず親や友達、会社の人間関係などとの過去のやりとりについて
今でも傷ついていたり、怒っていたり、恨んでいたりする感情を手放せなくて苦しい場合もありますよね
それも含めて、執着です
では、執着が起きる理由はなんでしょうか?
自分自身への後悔
執着が発生するとわたしたちは、相手に誤って欲しいとか、相手がもう一度自分を好きになってくれたらこの執着から解放されるような感じがします
けれども、そもそも執着とは相手に対してではなくて過去のそのときの自分に対しての後悔なのではないかと感じています
本心を言えなかったことへの後悔(本当はこう言いたかった)
本心とは裏腹の行動への後悔(本当はそんなことしたくなかったのにしてしまった)
自分を守れなかったことへの後悔
つまり、自分を大事にできずに自分を傷つけることを相手に許してしまったことへの後悔
どこかで相手に依存があると、自分を傷つけることを許してしまいます
本当は嫌だけれど、これを言ったら一緒にいられないのではないか?
そこには、愛されたい、よく思われたい、そういう気持ちがあるからです
本当の自分は誰にも愛されないという気持ちが現象になった
現実レベルで起きることは自分自身の中で思っていること(無意識レベルで)が映し出されていくことが多く
そのひとつの要素として、本当の自分は誰にも愛されないという意識が
相手への依存を生み
それが態度や行動、発言となっていき
それを続けていると真実の関わりではないので、どこかでひずみが生じます
それが結果、相手に対して自分を傷つけることを許してしまうことに繋がり
そしてその傷が、執着になるのです
嫌なことは嫌と言えない関係はいつか終わる
ソウルパートナーはとくに顕著ですが、相手の痛みや悲しみ、傷がわかってしまうので
相手への思いやりから自分が本心を言えないということもあります
でもそれだとお互いに本心を言えないままなので一緒にいることも苦しくなります
わたしたちはこの関係から、もっとも自分らしくいることの大切さを学んでいます
だからこそ、もっとも愛されたいと感じる相手に対して、どこまで自分らしくいられるのか
それが怖いから相手に好かれようとしちゃうのですが、それでは課題はクリアにはなりません
相手に好かれようとしないで、自分らしさを貫くこと
それは思いやりや愛がない、ということではなく自分を信じるからこそできること
真実の相手がいるとするならば、それは絶対に無理をする関係ではないと感じます
無理をするというのは真実とは真逆だからです
執着は相手にではなく過去の自分にある
あなたが過去のできごとへの執着を持っていて、それを手放したいと感じるのは執着があることが苦しいからだと思います
そこには傷があるからです
でも、あなたがすることは執着を手放そうとすることではなくて
傷ついている自分を許すこと
過去、自分を守れなかった自分を許すこと
そして、一生傷ついたままでも別にいいや、と思うと意外と傷が癒えたりします
わたしも、傷ついたままじゃ前へ進めない!と思って傷を癒そうとしていたこともありました
でも傷ついたままだって大丈夫なんだ、と開き直ったら傷が癒えるのを感じたのです
執着の原因が、相手にあるのではなくて過去の自分の行動や発言にあるとわかると
そんな自分を認めてあげて、もうこれからは絶対にあんな想いをさせないよ!と誓ってあげると癒されます
だってそのときのあなたは、それが精一杯だったはず
その選択以外をできる余裕なんてなかったんだから、そのときのあなたはそれがベストだったのです
今だからわかるのは、あなたが成長し、癒され、真実へと近づいている証拠です
そんな自分を褒めてあげてくださいね
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